安倍峠(読み)あべとうげ

精選版 日本国語大辞典 「安倍峠」の意味・読み・例文・類語

あべ‐とうげ‥たうげ【安倍峠】

  1. 静岡県山梨県との境にある峠。古くは身延山への参詣道。標高一四一六メートル。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「安倍峠」の意味・わかりやすい解説

安倍峠
あべとうげ

静岡市梅ヶ島温泉の北方、安倍(あべ)川源流部にある峠。山梨県との県境にあたり、富士川水系との分水界をなす。標高1416メートル。古くは身延山(みのぶさん)久遠寺(くおんじ)への参詣(さんけい)道として、甲州(山梨県)と駿河(するが)(静岡県)とを結んだ。峠の東側を地質上重要な糸魚川‐静岡構造線(いといがわしずおかこうぞうせん)が南北に通っている。ブナカエデ、ヤシオツツジなどの群生する植相に特色ある景観をもつ。稜線(りょうせん)を西にたどると、八紘嶺(はっこうれい)、七面(しちめん)山、大谷嶺などに続く。梅ヶ島温泉から徒歩2時間。

[北川光雄]

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