日本大百科全書(ニッポニカ) 「安堵(町)」の意味・わかりやすい解説
安堵(町)
あんど
奈良県北西部、生駒(いこま)郡の町。1986年(昭和61)町制施行。中世の安堵荘の地。奈良盆地のほぼ中央を占め、南端は大和(やまと)川が富雄川、岡崎川、寺川などの諸支流と合流する盆地の最低地である。純農村であったが、近年住宅団地や工業団地が造成され、都市化が進んでいる。近くにJR関西本線の大和小泉駅や法隆寺駅、西名阪自動車道法隆寺インターチェンジがある。室町時代の建築で国指定重要文化財の中家住宅、大道教本部などがある。面積4.31平方キロメートル、人口7225(2020)。
[菊地一郎]
『『安堵村史』(1961・安堵村)』▽『『安堵町史』全3巻(1990~1993・安堵町)』
[補完資料] |