安大事・易大事(読み)やすだいじ

精選版 日本国語大辞典 「安大事・易大事」の意味・読み・例文・類語

やす‐だいじ【安大事・易大事】

〘名〙
① 容易にみえて実際には一大事なこと。たやすそうにみえて実際は油断のならない大事。やさしそうにみえて案外むずかしいこと。
平家(13C前)七「平家とひとつなればとて、山門大衆にむかっていくさせん事、すこしもたがはぬ二の舞なるべし。是こそさすがやす大事よ」
② たやすいこととむずかしいこと。
甲陽軍鑑(17C初)品四〇下「安(ヤス)大事(だいジ)の二事あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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