安性寺(読み)あんしようじ

日本歴史地名大系 「安性寺」の解説

安性寺
あんしようじ

[現在地名]西区稲生町五丁目

秋葉山と号し、曹洞宗本尊十一面観世音菩薩。古くは稲生山賢聖寺と称したが、小田井おたい合戦の時、兵火にかかり観音堂だけが残ったという。「寛文覚書」に「観音堂一宇 地内年貢地 堂守 覚典」とある。享保一三年(一七二八)知多郡常滑とこなめ(現常滑市)総心寺沢田長老の弟子寿聞がしの(現知多郡南知多町)松濤寺の末寺新造庵を移して再興し、秋葉山安性寺と改号したという(徇行記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android