安戸池(読み)あどいけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「安戸池」の意味・わかりやすい解説

安戸池
あどいけ

香川県東部、東かがわ市北東部にある潟湖。面積約27ヘクタール。1927年(昭和2)野網和三郎(のあみわさぶろう)によって日本で初めてのハマチ養殖が行われた(当時は大川郡引田(ひけた)町)。その後ハマチ養殖は隆盛を極めたが、1970年(昭和45)前後に幾度赤潮被害を受け養殖を中止した。現在は釣場になっている。

新見 治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

事典・日本の観光資源 「安戸池」の解説

安戸池

(香川県東かがわ市)
未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

世界大百科事典(旧版)内の安戸池の言及

【引田[町]】より

…古くから海陸交通の要地で,馬宿地区には古代に阿波から大坂峠を越えて讃岐に入る最初の宿駅が置かれ,中世以降は引田港が東讃随一の良港として栄えた。潟湖の安戸(あど)池は,昭和初期日本で最初にハマチ養殖の企業化に成功したところで,ハマチ養殖は現在でも町の基幹産業の一つとなっている。農業ではイチゴの特産があり,工業では隣接する白鳥町とともに手袋製造を主とした繊維製品縫製業が盛んである。…

※「安戸池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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