安札(読み)ヤスフダ

デジタル大辞泉 「安札」の意味・読み・例文・類語

やす‐ふだ【安札】

安値入札すること。また、その札。
ひとりは―にて普請する人」〈浮・一代女・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「安札」の意味・読み・例文・類語

やす‐ふだ【安札】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 安い値段で入札すること。また、その入札。
    1. [初出の実例]「又ひとりは安札(ヤスフダ)にて普請する人」(出典:浮世草子好色一代女(1686)三)
  3. 安い値段を記した正札
    1. [初出の実例]「呉服屋の安札(ヤスフダ)に引よせられ」(出典:洒落本・禁現大福帳(1755)一)

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