デジタル大辞泉
「安直」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
あん‐ちょく【安直】
〘名〙 (形動)
① 値が安く、手軽に入手できること。やすね。安価。
※続歌舞妓年代記(1907)
二八「
今朝噂(うわさ)にて直段
(ねだん)も安直になりまして
大入となりました」
② 気軽なこと。容易なこと。しかつめらしくないこと。ちょく。
※
吾輩は猫である(1905‐06)〈
夏目漱石〉八「からかふには至極適当で、至極安直で、至極無事な男である」
あん‐ちょこ【安直】
※全権先生(1932)〈
佐々木邦〉
日曜の朝「
本屋が教科書の解説をした
小冊子を発行してゐる。これをアンチョコと呼ぶ。安直に
下調べが出来るからであらう」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報