安祥院(読み)あんしよういん

日本歴史地名大系 「安祥院」の解説

安祥院
あんしよういん

[現在地名]東山区遊行前町

清水寺参詣道の途中左(北)側に位置する。浄土宗。東山安祥院木食寺と号する。本尊阿弥陀如来像は木食正禅養阿自作とされ、六阿弥陀巡拝の一。また地蔵堂内には日限ひぎりの地蔵を安置。寺伝によれば、天慶五年(九四二)朱雀天皇御願により、天台座主(法性房)尊意が乙訓おとくに久世くぜ大藪おおやぶ(現京都市南区)創建、大藪山仁王護国院と称し、源経基がその檀越となり鎮護国家の道場と定められたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安祥院」の解説

安祥院 あんしょういん

1721-1789 江戸時代中期,9代将軍徳川家重の側室
享保(きょうほう)6年生まれ。御三卿(ごさんきょう)の一つ清水家の祖となる徳川重好(しげよし)を生む。家集「心乃月」がある。寛政元年4月死去。69歳。通称は阿遊(おゆう)の方,おちせの局。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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