安福河伯神社(読み)あぶかわじんじや

日本歴史地名大系 「安福河伯神社」の解説

安福河伯神社
あぶかわじんじや

[現在地名]亘理町逢隈田沢 堰下

かつての岩地蔵いわじぞう堰の取水口に近い標高約三〇メートルほどの水神すいじん山に阿武隈川を北背にして建つ。祭神は速秋津日売神・大年神・経津主神・猿田彦神の四柱。旧郷社。「延喜式」神名帳曰理わたり郡四座のうちに「安福河伯アフカハノ神社」とある。「観蹟聞老志」は阿福麻水あぶくまかわ神社として阿武隈明神を祀ると記す。「封内名蹟志」は安福河あぶかわ神社と訓じ、土地の人は阿武隈川大明神といって当時川の南の田中にある小社をさすと記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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