安立村(読み)あんりゆうむら

日本歴史地名大系 「安立村」の解説

安立村
あんりゆうむら

[現在地名]住之江区安立一―四丁目・住之江一―二丁目など

北部浜口はまぐち村、南部はしま村に挟まれる。集落は村の中央を南北に通る紀州街道に沿って集中し、街道町を形成。一丁目から九丁目半まであったと伝える(大阪府全志)。「万葉集」巻一にみえる「あられ松原」は当地に比定される。もとは住吉すみよし(現住吉区)の属邑であったが、のち分離独立したという(大阪府全志)。天保郷帳では「安立村」として取扱われているから、この頃までには独立していたものと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android