安賀庄(読み)あがのしよう

日本歴史地名大系 「安賀庄」の解説

安賀庄
あがのしよう

現上中町安賀里あがりに比定される。暦仁元年(一二三八)一二月三日付四条天皇宣旨案(勝尾寺文書)に「応任先師前大僧正円基付属、令大法師円尊相伝領掌房舎聖教所領等事」として「阿字不動院領若狭国安賀庄」の名がみえる。この時、当庄は円基から大法師円尊に相伝された。文永二年(一二六五)の若狭国惣田数帳写では、新庄の一として「安賀庄六十七町四反七十四歩」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android