安辺村(読み)あべむら

日本歴史地名大系 「安辺村」の解説

安辺村
あべむら

[現在地名]広陵町大字安部あべ

高田たかだ川の左岸平尾ひらお村の南に所在。久安四年(一一四八)八月の大和国平田荘内検帳(お茶の水図書館蔵大乗院文書)に「広瀬郡廿条六里十七八(坪)字安部谷五反半」とある安部谷は現在大字大塚おおつかの安部大池付近に該当する。

江戸時代を通じて法隆寺領で、村高九三六・三六石も増減なく、一千石の知行をもつ法隆寺の根本所領であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android