安辺(読み)あんぺん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「安辺」の意味・わかりやすい解説

安辺
あんぺん / アンピョン

北朝鮮江原道(こうげんどう/カンウォンド)安辺郡にある邑(ゆう)(町)。郡の所在地。南大川の右岸に位置し、安辺平野の南端を占めている。農産地で米、麦類、トウモロコシリンゴを産出する。周辺には、田野ツルが多く集まることから、鶴城、鶴浦、鶴橋などの地名が多い。新羅(しらぎ)時代に創建された賀鶴楼(がかくろう)は幾たびも戦禍にあい焼失したが、1963年原形の姿に復旧された。

[魚 塘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android