宍塚村(読み)ししつかむら

日本歴史地名大系 「宍塚村」の解説

宍塚村
ししつかむら

[現在地名]土浦市宍塚

飯田いいだ村・矢作やはぎ村の南に位置する。弘安六年(一二八三)五月吉日の釈迦堂縁起之事(法泉寺文書)に「土岐入道領国常陸国信太庄宍塚村」とある。天正一八年(一五九〇)に結城秀康領となり、文禄四年(一五九五)二月二四日に大久保長安によって検地が実施された(「常州信太庄志々塚村御縄打水帳」寺島文一郎氏蔵)。続いて寛永一二年(一六三五)には、土浦藩主西尾忠照により(「県方集覧」酒井泉氏蔵)、寛文一二年(一六七二)三月にも土屋政直によって(「常陸国新治郡宍塚村田方検地水帳」佐野克男氏蔵)検地が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android