宗と・宗徒(読み)むねと

精選版 日本国語大辞典 「宗と・宗徒」の意味・読み・例文・類語

むね‐と【宗と・宗徒】

[1] 〘副〙 (「主たるものとして」の意から) 主として。もっぱらに。
新撰髄脳(11C初)「ことあまたある中に、むねと去るべき事は二所に同じ事のあるなり」
[2] 〘名〙 (「宗徒」とあてることが多い) ある集団の中で主要な位置を占めること。おもだった者。
平家(13C前)九「範頼・義経をはじめとして、むねとの兵物(つわもの)卅余人」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android