宗義達(読み)そう・よしあきら

朝日日本歴史人物事典 「宗義達」の解説

宗義達

没年:明治35.5.25(1902)
生年:弘化4.11.6(1847.12.13)
幕末の対馬藩主。のち重正と改名。文久2(1862)年父義和の隠居を受け家督を相続,5万2170石余を領したが,幕府からは対馬国主10万石格を与えられていた。3年上京して孝明天皇加茂,石清水行幸に従うなど長州藩に接近した。明治1(1868)年新政府より朝鮮との外交を従来通り委任された。版籍奉還により厳原藩知事となり,廃藩置県後外務大丞に就任,次いで対朝鮮外交の役目を解かれ,5年大丞を免官,さらに7年から8年まで再び外務大丞を務めた。17年伯爵。

(上野秀治)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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