宗願寺(読み)そうがんじ

日本歴史地名大系 「宗願寺」の解説

宗願寺
そうがんじ

[現在地名]古河市中央町二丁目

妙光みようこう寺西隣(近世の西鷹匠町)に所在。足立山野田のだ院と号し、浄土真宗本願寺派。二十四輩第七番。本尊阿弥陀如来。古河御坊略縁起によれば開山親鸞の弟子西念坊。西念坊は、信州高井郡小布施の城主井上五郎盛長の次男で、俗名道祐といい、建保五年(一二一七)より、兄祐長の領内の武州野田にあった師の草庵に拠って教圏の拡大を図った。その道場は武州総道場と称されるまでになったが、建武二年(一三三五)足利・新田の戦乱に、上州邑楽おうら郡の法福寺に難を避けたのち、康正元年(一四五五)古河に移ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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