官幣(読み)カンペイ

デジタル大辞泉 「官幣」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぺい〔クワン‐〕【官幣】

《「かんべい」とも》昔は神祇官じんぎかんから、明治以降は宮内省から、祈年祭月次祭つきなみのまつり新嘗祭にいなめさいなどに、一定社格神社にささげた幣帛へいはく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「官幣」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぺい クヮン‥【官幣】

〘名〙 (「かんべい」とも)
神祇官(じんぎかん)から、祈年祭(としごいのまつり・きねんさい)、月次祭(つきなみのまつり)新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)などに、格式の高い一定の神社に捧げた幣帛(へいはく)。〔延喜式(927)〕
② 明治以後、宮内省から例祭、祈年祭、新嘗祭に官幣社に捧げた幣帛。戦後廃止。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

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