デジタル大辞泉
「定式」の意味・読み・例文・類語
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じょう‐しき ヂャウ‥【定式】
〘名〙 さだまった儀式。きまったやり方。
定例となった
仕法。ていしき。
※
洒落本・太平楽巻物(1782)「定式
(ヂャウシキ)の
ほかにもらふ客が、たんとなくては
一日もくらさりゃうか」 〔
潘岳‐西征賦〕
てい‐しき【定式】
〘名〙 さだまった形式。一定の方式。一定の儀式。じょうしき。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
定式 (じょうしき)
歌舞伎で舞台美術の各部門における決まったやりかた,または形式という意味。最も多く使われるのは〈大道具〉の部門で,劇場常備の三色の引幕(ひきまく)を〈定式幕〉といい,一定の様式をもった常備の大道具を〈定式大道具〉,あるいは単に〈定式物〉という。江戸の大衆に重んじられた吉例の思想の影響もあり,歌舞伎の演出に一定の型ができるにともない,いろいろな場面に使用できる便宜のために整備された。鬘,衣装,小道具などでも使う。
執筆者:松井 俊諭
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
普及版 字通
「定式」の読み・字形・画数・意味
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