ある一つの問題の研究中において変化しないと考える量を表す文字を定数といい,変化しうると考える量を表す文字を変数という。例えば二次関数を表す式y=ax2+bx+cにおいてa,b,cは定数でありx,yは変数である。また,指数関数y=ex,円の面積を表す公式S=πr2におけるe,πも定数である。定数の中には,初めの例のa,b,cのように,その問題の中では変化しないと約束された定数もあり,またあとの二つの例e(自然対数の底),π(円周率)のように,数学全体で共通に約束された定数もある。また積分定数のように,変化はしないが任意の値を与えるものを不定定数という。物理学の万有引力の法則F=Gmm′/r2における万有引力定数Gや,電気素量,光速度定数などのように基本的な物理法則によって定められた定数を普遍定数と呼んでいる。
執筆者:伊藤 清三
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