宛て状(読み)あてじょう

精選版 日本国語大辞典 「宛て状」の意味・読み・例文・類語

あて‐じょう‥ジャウ【宛状・充状】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あてぶみ(宛文)
    1. [初出の実例]「本所充状一通・手継証文三通を相そへて売渡候」(出典:東寺百合文書‐応安六年(1373)八月七日・妙蓮売券)
  3. 宛名特定の人にしないで、「各位」「御中」などの披露状(ひろうじょう)体裁をとった内々の書状
    1. [初出の実例]「披露状、宛(アテ)状〈充状とも書なり〉付状と云」(出典:随筆貞丈雑記(1784頃)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android