宝ヶ池(読み)たからがいけ

改訂新版 世界大百科事典 「宝ヶ池」の意味・わかりやすい解説

宝ヶ池 (たからがいけ)

京都市左京区の岩倉盆地南辺にある池。18世紀中ごろに松ヶ崎丘陵の小谷堤防でせき止めて築造された灌漑用の溜池で,同丘陵西側の深泥みどろ)池と異なって比較的新しい人工池である。第2次大戦後,付近に宝ヶ池競輪場が開設されたが,廃止後は公園化された。1966年,北東畔に各種の国際会議に利用される国立京都国際会館が完成した。近くには後水尾院ゆかりの円通寺をはじめ栗栖野(くるすの)瓦窯跡などがある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宝ヶ池」の意味・わかりやすい解説

宝ヶ池
たからがいけ

京都市左京区,松ヶ崎丘陵北麓にある池。元来は宝暦年間 (1751~64) に築かれた灌漑用のため池であるが,第2次世界大戦後,池を中心宝ヶ池公園が造られた。池畔に 1966年に建設された国立京都国際会館がある。

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百科事典マイペディア 「宝ヶ池」の意味・わかりやすい解説

宝ヶ池【たからがいけ】

京都市左京区松ヶ崎にある池。18世紀中ごろに作られた灌漑(かんがい)用の人工池。周辺一帯の丘陵地宝が池公園で,宝が池子供の楽園,国立京都国際会館がある。

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