宝庫(読み)ホウコ

デジタル大辞泉 「宝庫」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こ【宝庫】

宝物を納めておく蔵。
資源などを多量に産出するところ。また、貴重なものを多く含んでいるもの。「民話方言宝庫だ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宝庫」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こ【宝庫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宝物を納めておくくら。たからぐら。宝蔵。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔三輔黄図‐六〕
  3. 資源を多量に産出する所。転じて、貴重なもの、希求するものなどが満ちている所。
    1. [初出の実例]「閑を偸み嗜好に任せてあさる東西文学の宝庫は」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一〇)
    2. [その他の文献]〔陳子昂‐諫討生羌書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「宝庫」の読み・字形・画数・意味

【宝庫】ほう(はう)こ

宝物庫。〔三輔黄図、六、庫〕靈金府に、太上皇なりし時佩びたる一刀あり。~上皇以て高に賜ふ。高之れを佩ぶ。白蛇を斬れるは是れなり。天下を定むるにんで、寶庫にす。守、白氣の雲の如くにしてを出づるを見たり。

字通「宝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の宝庫の言及

【百科事典】より

…古典,教父の著作ばかりでなく,同時代の新知見をも含んでいる。このほか,B.ラティーニ《宝庫Li livres dou trésor》は,初めて俗語(非ラテン語)で書かれた,包括的知識を含む著作である。
[ルネサンス以後]
 ルネサンス以後,新知見の大量獲得によって,それらの体系的整理の必要が生じた。…

※「宝庫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android