宝篋印陀羅尼(読み)ほうきょういんだらに

精選版 日本国語大辞典 「宝篋印陀羅尼」の意味・読み・例文・類語

ほうきょういん‐だらにホウケフイン‥【宝篋印陀羅尼】

  1. 釈迦路辺の朽塔を礼拝し、これこそ如来の全身舎利を集めた宝塔であるとして、その塔の功徳などを述べた宝篋印陀羅尼経に説く陀羅尼。四〇句よりなる。
    1. [初出の実例]「宝篋印陀羅尼、光明真言すぐれたる由奏し申さる」(出典:梵舜本沙石集(1283)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宝篋印陀羅尼の言及

【宝篋印塔】より

…方形の基台上に四角の塔身を据え,方形の階段状の屋根を置き,上に相輪を立て,四隅に突起状の飾りをつけた形の塔で,内部に宝篋印陀羅尼を収めたためにこの名がある。法隆寺夢殿救世観音の光背刻出の塔や,法隆寺金堂多聞天捧持の5本の相輪をつけた塔などは原始宝篋印塔と称され,飛鳥時代までさかのぼる。…

※「宝篋印陀羅尼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android