宝結(読み)たからむすび

精選版 日本国語大辞典 「宝結」の意味・読み・例文・類語

たから‐むすび【宝結】

〘名〙
① 紐の結びかたの一つ宝珠の形をしたもの。また、それを模様化したもの。
※かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉「三筋に宝結(タカラムス)びの荒き竪縞褞袍(どてら)を纏ひ」
紋所の名。宝結、宝結蝶、角宝結、鍬形宝結などの種類がある。
※歌舞伎・鼠小紋東君新形(鼠小僧)(1857)五幕「今与之助が着てをりまする布子と同じ紋所、二世の縁の宝結び

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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