実検取帳(読み)じっけんとりちょう

世界大百科事典(旧版)内の実検取帳の言及

【検注帳】より

…古代ではしばしば検田帳と呼び,中世では検注帳と称することが多い。検注取帳,正検取帳,実検取帳,検注馬上帳などの名称もある。領有地の支配,租税徴収のための基礎台帳であることに変りない。…

【実検】より

…(5)中世の公領,荘園で田畠を調査し,現状や収穫の実情を調べたり,隠田を摘発したりすること。前者の結果作られる帳簿を実検取帳という。【羽下 徳彦】。…

※「実検取帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」