実母散(読み)ジツボサン

デジタル大辞泉 「実母散」の意味・読み・例文・類語

じつぼ‐さん【実母散】

漢方家庭薬の一。産前産後・血の道・月経不順・つわりなどに用い、江戸中橋の木谷藤兵衛店を本家として広く流行した。

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精選版 日本国語大辞典 「実母散」の意味・読み・例文・類語

じつぼ‐さん【実母散】

  1. 江戸中橋大鋸(おが)町(東京都中央区京橋一丁目)の木谷藤兵衛店と、中橋南伝馬町一丁目千葉堂幸輔店とから売り出され、広く流布した婦人用漢方薬の名。産前産後の血の道の妙薬といわれ、現在も使われている。木谷実母散。中橋の実母散。実母。

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