実積(読み)ジッセキ

精選版 日本国語大辞典 「実積」の意味・読み・例文・類語

じっ‐せき【実積】

  1. 〘 名詞 〙 正味の面積または体積。
    1. [初出の実例]「鶯児の啼声は嬰児の啼声となり、機杼の音には格子戸の音の代る世となり、東京は著しくその実積において増大したり」(出典:一国の首都(1899)〈幸田露伴〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の実積の言及

【材積】より

…木材の体積のことで,測定の対象に応じて幹材積,枝条材積などに区分できるが,普通に材積というときは幹の材積を指す場合が多い。材積の測り方には2種あって,真の体積を示すもの(実積)と薪炭材などのように1本1本が小さく,形が不斉であるため,実積の測定がやっかいなものに適用される層積とがある。層積は一定の長さに切りそろえたものを積みあげた空間の体積である。…

※「実積」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む