実質法(読み)ジッシツホウ

デジタル大辞泉 「実質法」の意味・読み・例文・類語

じっしつ‐ほう〔‐ハフ〕【実質法】

国際私法上の概念で、民法商法のように法律関係を直接に規律する法。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「実質法」の意味・読み・例文・類語

じっしつ‐ほう ‥ハフ【実質法】

〘名〙 国際私法上の概念で、法律関係の実質的内容やその実現の手続きを直接に規定する法。抵触規定に対する語で、民法・商法などが属する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「実質法」の意味・わかりやすい解説

実質法
じっしつほう

国際私法 (抵触法) に対する概念。国際私法が法律の内容に踏込まず,その適用関係だけを定め,具体的な事案処理はしないのに対し,実質法はまさに具体的な事案の処理を担当する規範であり,権利義務を直接規律する民法や商法がその例である。またこのような関係からみれば,手続法実体法も「実質法」ということになる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android