客観的観念論(読み)キャッカンテキカンネンロン

デジタル大辞泉 「客観的観念論」の意味・読み・例文・類語

きゃっかんてき‐かんねんろん〔キヤククワンテキクワンネンロン〕【客観的観念論】

哲学で、精神的・観念的なものを主観意識から独立した客観原理として立て、世界をそのあらわれとする立場プラトンヘーゲルらに代表される。→主観的観念論

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「客観的観念論」の意味・読み・例文・類語

きゃっかんてき‐かんねんろん キャククヮンクヮンネンロン【客観的観念論】

〘名〙
認識の主観と客観とが根底において合致しているとする説。ヘーゲル、シェリングの哲学をさす。
② 一般に、個人の主観的意識とは別の精神的・観念的原理を立て、世界をその顕現として考える立場。プラトンから始まる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android