宣下(読み)センゲ

デジタル大辞泉 「宣下」の意味・読み・例文・類語

せん‐げ【宣下】

[名](スル)天皇宣旨せんじを下すこと。また、宣旨が下ること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宣下」の意味・読み・例文・類語

せん‐げ【宣下】

〘名〙 天皇がことばを宣(の)べくだすこと。宣旨(せんじ)がくだること。宣旨をくだすこと。
吾妻鏡‐元暦元年(1184)四月一〇日「可征夷将軍宣下歟之由、有其沙汰」 〔後漢書‐明帝紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

山川 日本史小辞典 改訂新版 「宣下」の解説

宣下
せんげ

天皇の命令をうけてそれを蔵人(くろうど)・上卿(しょうけい)などが口頭によって下すこと。または天皇の命令をうけた上卿の宣。あるいは上卿が独自に下した宣をうけた者が書き記した文書である宣旨(せんじ)を命令の対象者に下すことをいう。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

普及版 字通 「宣下」の読み・字形・画数・意味

【宣下】せんか

下詔。

字通「宣」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android