宮ヶ浜(読み)みやがはま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宮ヶ浜」の意味・わかりやすい解説

宮ヶ浜
みやがはま

鹿児島県南部,薩摩半島の南東部,鹿児島湾沿岸に位置する,指宿市の地区。江戸時代は薩摩藩指宿郷の集落および港町頴娃 (えい) 三郎忠永の次男指宿五郎忠光が建久8 (1197) 年に指宿の地頭となり,この地に松尾城を築いた。応永 18 (1411) 年以後は島津家の領地。 1896年揖宿郡の郡役所がおかれたが,1934年指宿線 (現 JR指宿枕崎線) が敷かれてのち,東方の二月田に政治,教育の中心が移り,現在は地方港湾として残っている。国道 226号線が通る。

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