宮地直一(みやじなおかず)(読み)みやじなおかず

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

宮地直一(みやじなおかず)
みやじなおかず
(1886―1949)

神道(しんとう)史学者。高知市に生まれる。東京帝国大学文科大学史学科で、神祇(じんぎ)史を研究。卒業後、明治神宮造営局、文科大学講師を経て内務省神社局に勤め、神社の考証にあたる。1924年(大正13)東大教授。第二次世界大戦後は神社本庁、国民信仰研究所の創設に尽力する。厳密な考証で近代的神道史学の確立貢献、また熊野三山の研究でも名高い。著書に『神祇史』正続、『神道論考』『神社綱要』『熊野三山の史的研究』などがある。

[菟田俊彦 2017年10月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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