宮島(読み)ミヤジマ

デジタル大辞泉 「宮島」の意味・読み・例文・類語

みやじま【宮島】

厳島いつくしま異称。また、広島廿日市はつかいち市の地名。平成24年(2012)、島南部の海岸部がラムサール条約に登録された。

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精選版 日本国語大辞典 「宮島」の意味・読み・例文・類語

みや‐じま【宮島】

[一] 「いつくしま(厳島)(一)」の別称
[二] 広島県西部の厳島を占める地名。厳島神社がある。

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百科事典マイペディア 「宮島」の意味・わかりやすい解説

宮島【みやじま】

広島湾の北西部に浮かぶ島(特別史跡特別名勝)。厳島(いつくしま)ともいい,平清盛の信仰などで知られる日本三景の一つ。花コウ岩からなり,最高点は弥山(みせん)(535m)。廿日市市に属する。北側に厳島神社があり,鳥居前町発達。島全体が神社地として保護され,弥山原始林(天然記念物)が残る。1996年世界遺産に登録されたほか,海岸線にほぼ手つかずの自然が残されていることが評価され,2012年7月,ラムサール条約湿地にも登録。
→関連項目大野[町]瀬戸内海国立公園広島[県]宮島[町]ラムサール条約

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宮島」の意味・わかりやすい解説

宮島
みやじま

広島県南西部,廿日市市南部の旧町域。広島湾にある厳島(宮島)全域を占める。1889年厳島町として町制。1950年宮島町に改称。2005年廿日市市に編入。古くから信仰の島として知られ,厳島神社門前町港町として発展。しゃもじなどの木工細工が伝統工業。日本三景の一つとして知られ,島全体が国の特別史跡,特別名勝。瀬戸内海国立公園の中心的観光地。厳島神社は世界遺産の文化遺産にも登録されており,7月に行なわれる管絃祭には漁民が小船を連ねて参詣する。弥山の原始林は国の天然記念物。厳島神社は『平家納経』ほか多くの国宝を所蔵することでも知られる。

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食器・調理器具がわかる辞典 「宮島」の解説

みやじま【宮島】

しゃもじ。◇「宮島」は広島県廿日市(はつかいち)市の厳島(いつくしま)の別称。しゃもじが宮島の名物であることから。江戸時代の寛政年間(1789-1801)に誓真という僧が弁財天の夢を見て、琵琶の形をうつして考案したと伝えられる。⇒しゃもじ

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改訂新版 世界大百科事典 「宮島」の意味・わかりやすい解説

宮島 (みやじま)

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事典 日本の地域遺産 「宮島」の解説

宮島

(広島県廿日市市)
ラムサール条約湿地」指定の地域遺産。
砂浜海岸、塩性湿地及び河川、ミヤジマトンボの生息地。国立公園特別地域

宮島

(広島県廿日市市宮島町)
美しき日本―いちどは訪れたい日本の観光遺産」指定の地域遺産。

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事典・日本の観光資源 「宮島」の解説

宮島

(広島県廿日市市)
日本の重要湿地500」指定の観光名所。

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