宮毘羅・倶毘羅(読み)くびら

精選版 日本国語大辞典 「宮毘羅・倶毘羅」の意味・読み・例文・類語

くびら【宮毘羅・倶毘羅】

(Kumbhīra訳語。「金毘羅(こんぴら)」とも訳す) 仏語薬師如来十二神将一つ。また、仏法守護の夜叉神王の上首をいう。武装し、忿怒(ふんぬ)の姿をとる。宮毘羅大将。こんぴら。
※細流抄(1525‐34)一〇「十二神の名号倶毘羅と云ふを聞きて、食ひくくらんと聞きなして絶え入りし給ふ事あり」 〔玄応音義‐五〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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