宮谷遺跡（読み）みやたにいせき

日本歴史地名大系「宮谷遺跡」の解説

宮谷遺跡
みやたにいせき

[現在地名]大月市富浜町宮谷

桂川左岸段丘上にある縄文時代中期の集落跡で、白山（はくさん）遺跡および金山（かなやま）遺跡からなる。昭和四七年（一九七二）に調査が行われ、宮谷白山遺跡からは縄文時代中期後葉曾利III式期の住居跡一軒が検出された。この住居跡はやや膨らみをもつ方形プランを呈し、中央やや奥壁寄りに石囲炉、入口部には埋甕が二個体認められた。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報