宮道神社(読み)みやじじんじや

日本歴史地名大系 「宮道神社」の解説

宮道神社
みやじじんじや

[現在地名]山科区勧修寺仁王堂町

勧修かじゆう寺門前近くに位置する。現在は小祠一宇のみである。祭神日本武やまとたける尊とその子稚武わかたける王で、宮道氏の遠祖という。宮道氏は平安時代初期の宇治うじ郡大領。「勧修寺旧記」に「宮道社者、破壊之後、造者称凶絶不建立、而但馬殿天喜三年被造之」と一一世紀中葉に再建された旨を記し、また「宮道明神氏神竈神云々」ともいう。宮道氏の氏神で宮道大明神ともいい、勧修寺縁起は「弥益の大領は四品に叙して宮内大輔にぞなりにける。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android