宮館村(読み)みやだてむら

日本歴史地名大系 「宮館村」の解説

宮館村
みやだてむら

[現在地名]弘前市宮館

岩木山の東麓にあり、北は中別所なかべつしよ村、南は折笠おりかさ村、東は三森みつもり村に接する。

天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字に「宮館」とある。寛永一七年(一六四〇)の津軽百助宛の津軽信義黒印知行宛行状(国立史料館蔵)に村名がある。

正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の鼻和はなわ郡に村名があり、村高二二九・五二石、うち田方は二一一・八九石とある。寛文四年(一六六四)の高辻帳でも村高に変化はない。貞享四年(一六八七)検地帳によれば、村高三九九・〇三六石、うち田方三六八・九九石、畑方三〇・〇四六石。田位は上田から下々田まであり、斗代は上田が一・三石と高い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android