家僮(読み)カドウ

デジタル大辞泉 「家僮」の意味・読み・例文・類語

か‐どう【家×僮】

家の召使い
「其家の―らしい、十四五の少年を」〈花袋・重右衛門の最後

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「家僮」の意味・読み・例文・類語

か‐どう【家僮】

〘名〙 (「かとう」とも) 家の召使い。また、召使いの少年。
※和漢朗詠(1018頃)上「吾が閑寂にして家僮の倦んじたるより 春の樹は春栽ゑ秋の草は秋なり〈菅原文時〉」
※重右衛門の最後(1902)〈田山花袋〉五「傍に立って居る其家の家僮(カドウ)らしい、十四五の少年を呼び近づけて」 〔漢書‐衛青伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報