家嫡(読み)ケチャク

デジタル大辞泉 「家嫡」の意味・読み・例文・類語

け‐ちゃく【家嫡】

本家家督を継ぐべき人。本家の嫡子
「徳大寺殿は一の大納言にて、花族栄耀、才学雄長、―にてましましけるが」〈平家・一〉

か‐ちゃく【家嫡】

家のあととり。嫡子。けちゃく。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「家嫡」の意味・読み・例文・類語

か‐ちゃく【家嫡】

〘名〙 家のあととり。嫡男。嫡子。けちゃく。
※金刀比羅本保元(1220頃か)下「是は正(まさ)しき家嫡(カチャク)也。縦(たとへ)又少(をさなき)者成り共捨てさせ給ふ恨しさよ」

け‐ちゃく【家嫡】

〘名〙 本家で、家督をつぐべき人。本家の嫡子。かちゃく。
※高野本平家(13C前)一「中にも徳大寺殿は一の大納言にて、花族栄耀、才学雄長、家嫡(ケチャク)にてましましけるが、越えられ給ひけるこそ遺恨なれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android