家居新田村(読み)かずえしんでんむら

日本歴史地名大系 「家居新田村」の解説

家居新田村
かずえしんでんむら

[現在地名]余目町家根合かねあい

高田麦たかたむぎ村の南西にある。酒田街道がほぼ南北に通る。寛永一八年(一六四一)最上氏の浪人相馬主計によって開発されたという。古くは菖蒲沼しようぶぬま(大泉紀年)菖蒲島しようぶしま新田といい(「菖蒲氏年代記」余目町立図書館蔵)、その後開発者の名をとって主計かずえ新田となった。享保四年(一七一九)松山藩主の次男酒井主計(忠寄)庄内藩主酒井氏の養子となったため、菖蒲島村と改められ、享和二年(一八〇二)には家居新田と改称されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android