家族研究(読み)かぞくけんきゅう

世界大百科事典(旧版)内の家族研究の言及

【家族】より

…分裂病にこのような立場からの接近をするのに当時のアメリカは絶好の条件を備えていた。つまり,すでに早くから非行少年の家族研究が社会福祉学によって行われていたうえ,精神科医と社会人類学者との協同研究も当時しきりに行われ始めていたからである。初めのうちこそ両親とくに母親の養育態度が過保護にすぎるとか排斥的だといった巨視的特徴の指摘が中心であったが,やがて母子とか父子とか父母という二極関係の抽出をやめ,家族を“全体として”見る見方にかわった。…

※「家族研究」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android