家礼(読み)かれい

普及版 字通 「家礼」の読み・字形・画数・意味

【家礼】かれい

一家の礼。

字通「家」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の家礼の言及

【家人】より

…一つは代々主従関係を結んでいる譜代の家人を中心とした直属の家人で,主人への服従の度合が強い。もう一つは名簿(みようぶ)といって自分の名前を記した文書を提出するのみで家人となったり,1度だけの対面の儀式(見参の礼)で家人となったもので,〈家礼(けらい)〉と呼ばれて主人の命令に必ずしも従わなくてよい,服従の度合の弱い家人である。このような家人のタイプに応じて,鎌倉幕府は御家人制を整備した。…

【家来】より

…ほかに公家や庄屋,地主などの従者についても用いられた。平安時代の記録には〈家礼〉とあるが,これは家長や親に礼をつくすこと,転じてそれと同様他人に礼をつくし随従する者をいう。《貞丈雑記》に五摂家より分かれた公家衆や軽輩の公家衆で宮廷の儀式作法を習うため摂家に出入りする者を家礼と呼んだとあるが,やはりその家に依頼し,礼をつくしたからであろう。…

※「家礼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android