家禄賞典処分法(読み)かろくしょうてんしょぶんほう

世界大百科事典(旧版)内の家禄賞典処分法の言及

【士族】より

…また知識人として士族的矜持をもち,官・政界,軍人,学界,実業界,宗教界等の指導者になった者も多かった。しかし秩禄処分への不服はその後も尾を引いたため,政府は1897年,家禄賞典処分法(法律第50号)を公布し,1905年までに12万2000余件,29万2000余人の請願処理をした。1914年の戸籍法の改正で身分登記制は廃止されたから,以後の士族称呼はたんに家系が武士であったことを示すにとどまったが,敗戦後の1947年の戸籍法の全面改正で法的には士族称呼は完全に消滅した。…

※「家禄賞典処分法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android