知恵蔵 「家電芸人」の解説
家電芸人
芸人ならではの軽妙な語り口で、最新家電製品や好きな電気店、家電へのこだわりなどを熱く語りプレゼンテーションする。その知識は家電量販店の店員以上かと思われるほど。ときにはその家電の特長を活かした料理や家電量販店のポイントカードの裏技など、付加価値についても語る。代表的な芸人は「TKO」の木本、劇団ひとり、「品川庄司」の品川裕、関根勤、土田晃之、「チュートリアル」の徳井、「ペナルティ」のヒデの7人。同企画第4回の放送で、新たに細川茂樹も加わった。
「アメトーーク!」は2008年6月19日放送回の家電芸人企画で番組最高視聴率を記録。番組内で紹介された商品は、インターネット検索で上位になるなど、消費者の家電への関心や購買意欲へも影響を与えている。また、家電売り場で、「家電芸人が話していたあの商品」として商品情報のポップなどに使われ、流通現場でも話題づくりに貢献している。その巧妙に組み立てられたプレゼンテーションテクニックは雑誌や経済人からも新たなマーケティング手法として注目を浴びている。
(富岡亜紀子 ライター / 2009年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報