宿直物(読み)トノイモノ

精選版 日本国語大辞典 「宿直物」の意味・読み・例文・類語

とのい‐ものとのゐ‥【宿直物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宮中などに宿直する時用いる夜具や衣類
    1. [初出の実例]「雅正がとのひ物をとりたがへて」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑一・一一一三・詞書)
  3. 夜具・夜衣をいう。
    1. [初出の実例]「さてはとのゐものに、人のかうものする、便なきはえいだし侍らじ」(出典:落窪物語(10C後)一)

宿直物の補助注記

古辞書では多く「とのえもの」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宿直物の言及

【寝具】より

…この形に似ているため名付けられたものである。またこれは宿直物(とのいのもの)ともよばれた。しかしこうした掛具を使わず,昼間着ていた衣服を掛けて寝ることも多かった。…

※「宿直物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む