寂げ・淋げ(読み)さびしげ

精選版 日本国語大辞典 「寂げ・淋げ」の意味・読み・例文・類語

さびし‐げ【寂げ・淋げ】

〘形動〙 (形容詞「さびしい」の語幹接尾語「げ」の付いたもの)
① 人の気配がなくさびしいさま。荒れさびれているさま。さみしげ。
※枕(10C終)一七八「ところどころすなごの中よりあをき草みえ、さびしげなるこそあはれなれ」
② ある人がさびしさを感じていると見うけられるさま。また、見ている方でさびしさを感じるような、人のさま。さみしげ。
御湯殿上日記‐文明一一年(1479)閏九月二二日「御さひしけにみえさしますとて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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