寂黙(読み)ジャクモク

デジタル大辞泉 「寂黙」の意味・読み・例文・類語

じゃく‐もく【寂黙】

仏語
静かに瞑想めいそうし、無言でいること。
煩悩ぼんのうが静まること。静寂。
牟尼むに漢訳釈迦しゃか尊称

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精選版 日本国語大辞典 「寂黙」の意味・読み・例文・類語

じゃく‐もく【寂黙】

  1. ( 「じゃく」「もく」はそれぞれ「寂」「黙」の呉音 )
  2. [ 1 ] 〘 名詞 〙 静かに思惟(しい)してものを言わないこと。
    1. [初出の実例]「寂黙凝然はこれ真実なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)三十七品菩提分法)
  3. [ 2 ] 牟尼(むに)の漢訳語。釈尊の尊称。〔釈氏要覧‐中〕

せき‐もく【寂黙】

  1. 〘 名詞 〙 ひっそりと静まりかえっていること。物音ひとつたてないこと。
    1. [初出の実例]「闔戸開窓以寂嘿楽而已」(出典:新編覆醤続集(1676)一〇・与武岌淵)

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普及版 字通 「寂黙」の読み・字形・画数・意味

【寂黙】せきもく

ものしずか。

字通「寂」の項目を見る

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