寄初(読み)よりぞめ

精選版 日本国語大辞典 「寄初」の意味・読み・例文・類語

より‐ぞめ【寄初】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代歌舞伎で、毎年一〇月一七日の夜に、顔見世狂言に出演する役者全員初めて寄り合う儀式。〔絵本戯場年中鑑(1803)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の寄初の言及

【顔見世】より

…1年のうち最も重大な興行であった。江戸では新座組が定まり,10月17日の夜〈寄初(よりぞめ)〉の式が,楽屋3階または芝居茶屋の2階で開かれた。中には同じ座に居すわる役者もあり,これを〈重年(ちようねん)〉〈居なり〉と称えた。…

※「寄初」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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