寄文(読み)よせぶみ

精選版 日本国語大辞典 「寄文」の意味・読み・例文・類語

よせ‐ぶみ【寄文】

〘名〙
権門・社寺そのほかの他人へ、土地などの財物贈与寄進する際にその旨をしるした証文寄進状
東寺百合文書‐ヨ・長久四年(1043)正月一〇日・大納言房譲状案「やましろのくに、かみかつらのしゃう〈かみのともいふ〉事、たまてののりみつがよせふみ、いけのもんそくして、おほやなきとののひめゆやの御所へながくゆづりまいらせ候ぬ」
② (「寄書(きしょ)」の訓読み) 人に送る文書

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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